知っておきたい臨床で使う指標【総目次】
根本 学
(埼玉医科大学国際医療センター 救命救急科診療部長)
はじめに
臨床現場で使用することの多い指標は、ナースなら知っておきたい知識の一つです。
指標を上手く使いこなすことができると、どのような検査や処置が必要になるかをドクターや先輩ナースからの指示がある前に予測できるようにもなります。
ここでは、毎回一つの指標を取り上げ、その指標が使われる場面や使うことで分かること、またその使い方などについて解説します。
ぜひ、本文の例題に何度もチャレンジし、指標を身に付けてみてください。きっと、今よりも患者さんの状態を理解できるようになっているはずです。
総目次
全身状態
- JCS(ジャパン・コーマ・スケール)
- GCS(グラスゴー・コーマ・スケール)
- ECS(エマージェンシー・コーマ・スケール)
- ショック指数(Shock Index;SI)
- ショック・スコア(Shock Score;SS)
- 徒手筋力テスト(Manual Muscle Test;MMT)
- SIRSの診断基準
- SOFAスコア
- トリアージ(START法)
- JTAS(緊急度判定支援システム)
- NRS(Numerical Rating Scale)
- 一酸化炭素ヘモグロビン(COHb)
- 鎮静スケール(RASS)
- 血液ガス分析(BGA)
- 熱傷面積(%BSA)
- 熱傷深度
- 熱傷指数と熱傷予後指数
- Artzの基準
- アニオン・ギャップ(Anion Gap;AG)
※循環器、呼吸器、神経系の指標は、今後、随時、掲載予定です
循環器
呼吸器
- A-aDO2(肺胞気動脈血酸素分圧較差)
- RI(呼吸酸素化係数)
- OI(酸素化指数)
- ARDSとALIの診断基準
神経系
[執筆者]
根本 学
埼玉医科大学国際医療センター 救命救急科診療部長